財団法人日本漢字能力検定協会が1995年から毎年、その年の世相を表す漢字一字を全国から募集している。最も応募が多かった漢字を「今年の漢字」として、12月12日の漢字の日に京都・清水寺の本堂にて、貫主が揮毫し発表する。
なぜ12月12日が漢字の日なのだろうか。同協会によると「いい字一字」だそうだ…。
今年2005年の漢字は「愛」に決まった。(85,322人中4,019人)
このニュースを見たとき、全くピンとこなかった。なぜ今年を象徴する漢字が「愛」なのか。なんだかスッキリしない。
共同通信によると、「米国のハリケーンなど、各地で続発した自然災害の被災者救済など地球規模の『愛』、紀宮さまと黒田慶樹さんのご結婚と純愛ブーム」が理由のようだ。まだスッキリしない。朝日新聞は「愛・地球博」の成功にも触れている。少しだけスッキリした。俺も行ったからね。
だがやはり、「愛」が今年1年の漢字に選ばれることには釈然としない。
共同通信は「広島、栃木、京都などで相次いだ児童殺害事件など愛が足りない事件が続発した」と書いている。これでは前述の理由と矛盾しているではないか。スッキリしなかった原因はこれだ。「愛」があったこととなかったことが今年の世相を反映するなんて。
だいたいだね、「愛」などという抽象語を用いれば、いかなるこじつけも可能なんじゃないのか。02年にも「暗いニュースの多い中、愛子様の笑顔に癒され、北朝鮮拉致家族の帰国で家族愛を実感」と2,033人の投票で4位に選ばれている。04年にも803人の投票で12位だ。(同協会HPより)
俺は「今年の漢字は『株』だ」と自信たっぷりに放言していた。
日経平均株価の高騰、個人投資家の急増により東証の売買代金はバブル期を上回り過去最高となった。
ライブドア、フジテレビ、村上ファンド、阪神電鉄、TBS、楽天など株の大量保有や敵対的買収劇が一年を通して盛んだった。
先月の東証システム障害や今月のみずほ証券ジェイコム株発注ミスはまだ記憶に新しい。
俺が「株」だと思った最大の理由は、今年の世相を表す通年性だ。そういう意味で自信があったのだが、「株」は2,125人で4位だった。

ところで、この「今年の漢字」を主催する日本漢字能力検定協会は、漢字検定を行っています。というかこれが本業ですね。8月11日の「漢字 - Kanji -」というエントリで漢検2級を受験すると公言しました。「あれはどうなったんだ」とある人からメールで追求されたので結果を発表します。
合格!
おめでとう。俺!
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