2005年10月27日

●浅田次郎 『椿山課長の七日間』

今日から読書週間(10月27日~11月9日)ということで、最近読んで面白かった本をピックアップ。ついでに「Book」カテゴリを新設。更新されるかは不明。


鉄道員(ぽっぽや)』『プリズンホテル〈1〉夏』などで有名な
浅田次郎の『椿山課長の七日間』。



読書はノンフィクションの方が好きなのですが、久しぶりに読んだ小説です。意外な展開をみせるストーリーの随所で、自分がもし今突然死んでしまったら、と考えさせられてしまいます。しかし、全く暗くない。涙と笑いの「死後の世界」いや「死んだ直後の世界」をコミカルな設定で描く。家族の絆と愛情を再考しました。


あらすじ(アマゾンより)

激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの中年課長が、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。ただしみずからの正体を明かすことは許されず、 39歳の独身美女の姿を借りているため、行く先々で珍騒動が巻き起こる。家族に、仕事に、やり残したことをやり遂げ、主人公は無事成仏できるのか。行動をともにするやくざの組長と小学生のストーリーをからめつつ描かれる、ハートウォーミングな「死者の自分探し」の物語である。


もともと新聞連載小説だけに、随所に泣き笑いのつぼが設定されており、著者独特の歯切れのいい文体ともあいまってたちまち引き込まれる。脇役の一人ひとりまで丁寧にキャラクター設定された「優しい人」「いい人」たちによるファンタジーは、まさに浅田節の真骨頂だ。おまけに中年の純情恋愛までが織り込まれ、山あり谷ありで読者を飽きさせない。やや意外なラストシーンはほろ苦くも温かい味わいを残す。


美しい女性の肢体をわがものにした主人公の行動のおかしみ、間抜けな死に方をしたやくざのべらんめえ口調の説教節など、著者ならではのディテール描写、懐かしくも美しい日本語の世界などは、本筋をはなれても楽しめる。死をめぐり、家族間、世代間で感想を述べ合うきっかけとしても好適のエンターテイメントといえよう。(松田尚之)


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2005年10月25日

●読売新聞 ニュースをポッドキャスティング

読売ニュースポッドキャストの配信が昨日から始まった。

読売ニュースポッドキャスト

ポッドキャスト、ポッドキャスティング(Podcasting)とは?

ネットラジオ、英会話や落語など音声データを配信先からダウンロードして、PCやiPodなどの携帯オーディオプレイヤーで聴くことができるというサービスだ。iTunesなど専用のソフトを使えば、いちいちサイトを巡回しなくても更新を勝手に調べてダウンロードしてくれる。米国では結構流行しているらしい(車で聴く人が多いとのこと)。日本でも最近認知度が急激に高まっている。

僕は毎朝車で30分くらいかけて通勤している。早速、読売ニュースポッドキャストを試してみた。もちろん無料だ。

政治からスポーツまで約10本のニュースと、朝刊に掲載した社説のうち1本、夕刊1面のコラム「よみうり寸評」を朗読し、約20分の音声コンテンツにまとめた。平日の午前6時に更新する。(ITmediaニュース)


はっきりいって課題は多い。ただ新聞のニュースを読み上げているだけで、理解しにくい。運転中の頭がついていかない。活字を読んだほうが圧倒的に速くて理解し易い。これは、もともと活字で読まれることを前提に記者が書いたものなので、当然か。

しかし、聴き直すことや聴き飛ばすこと(巻き戻り、早送り)ができる点、無広告である点はラジオよりポイントが高い。聴きやすい表現になったり、記事ごとにアクセス(曲送り)できるようになれば、かなり良いコンテンツになるのではないかと思った。

社説やコラムは他に例がないのでおもしろいと思うが、やはり聴きにくい。特に社説は、あの語調そのままを読み上げる無機質な女性の声に違和感がある。もう少し聴いてみようかとも思うが、改善されなければたぶんやめる。無料なのでこれ以上文句は言えない。おかけで、ラジオDJのクオリティが実は結構高いということに気がついた。

他に毎日新聞と日本経済新聞がポッドキャスティングを配信している。


◆毎日新聞ポッドキャスト:英字紙「毎日ウィークリー」の英文記事をネイティブスピーカーが読み上げる。毎金曜日配信。

◆NIKKEI NET PODCAST(日経ネット・ポッドキャスト):「日経ブロードバンドニュース」や経済ニュースの解説などビジネスマン向けのコンテンツ。


ちなみにポッドキャスティングの人気コンテンツは、英会話や落語であるそうだ。
今度、普段はあまり、いや全く聴かない落語を聴いてみようと思う。


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2005年10月22日

●息子への応援歌

323 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2005/10/20(木) 11:53:48 ID:E/9Q8lS/
先日、彼氏がバンドをやっていると話したら、しきりに「すごいねえすごいねえ」と感心していた母からのメール。
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件名
お願いしてみて

本文
洋一(兄・仮名)が元気がないようなので応援歌をおくりたいの。
でも曲が作れないからおまえの彼氏に頼んでみて欲しいの。
あつかましいとは思けど頼むだけお願いしてみてね。

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で来たのが↓

324 名前:323 投稿日:2005/10/20(木) 11:55:16 ID:E/9Q8lS/
「若き戦士」


高い壁 命の限りにらみつけ
ゆけよ我が子よ 洋一よ
小さな手 あんよの頃も 遠くなり
よくぞ育った 若き戦士よ


ああ 若き戦士 戦士
立ち止まるな 戦士 戦士


微笑む花に 寄り添う君よ
行けよ我が子よ 洋一よ
誠実さが お前の全て
今は忘れろ 若き戦士よ


ああ 若き戦士 戦士
ただ進むしかない 戦士 戦士


いつのひか 傷付き飢えて帰るなら
泣くな我が子よ 洋一よ
母がこさえた 汁を 飲めよ
それで育った 若き戦士よ


お前は まだ若い戦士 戦士
苦しくても 戦士 そう戦士
-------


ちょwww母ww 
彼爆笑。
母がポエマーなのは知ってたが(まるで曽我さんのよう)、
息子に応援歌書くと思わなかった。
てか兄ちゃん失恋したのか?したとして、なんで母に悟られてるんだ?




戦士?

senshi.jpg


ネタ元:2ちゃんねるベストヒット


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2005年10月21日

●ネットの広さ

556 名前:番組の途中ですが名無しです sage New! 投稿日:2005/10/18(火) 07:05:10 ID:JIAkeVgH0
>>548
おれも以前は、ネットって世界に自分を広げてくれる出口だと思ってたけど、
最近は、ネットは閉ざされた空間を無限に広げたものだと思うようになったよ。


言い得て妙。なんかね、インターネットを始めた頃のことを思い出しました。



6年前、初めてプロバイダと契約し、自宅のPCをネットに接続した。回線速度56kbpsのダイヤルアップ接続で、プロバイダ利用料とは別に、使ったら使った分だけ電話料金が請求されるという、古き悪しき時代。その時使っていたプロバイダは、無料プロバイダの草分け、ライブドアだった。

大学の教室に落ちていたライブドアのCD-ROMを偶然拾い、「無料」の文字に激しく感動。当時前回のエントリーとさほど変わらぬ純粋さを保っていた僕は、この聞いたこともないライブドアなどどという会社と迷うことなく契約した。それからライブドアは、無料プロバイダ最大手として知名度をグングン上げていく。だがそれとは逆に、創業以来赤字が続くことになる。

そして2002年、ついにライブドアは倒産する。そのライブドアを1億2000万円から2億円の間と言われる価格で買い取ったのが、ホリエモン社長率いるWebインテグレーターのオン・ザ・エッヂだった。

・・・とこのまま書くとホリエモン四方山話になりそうなのですが、言いたかったことは、冒頭のレスのように、「ネットは閉ざされた空間を無限に広げた」虚しさをたまに感じるってことです。これはネットを始めた頃とは真逆の印象です。


ネタ元:2ちゃんねるベストヒット


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2005年10月19日

●子供の頃に本気で信じていた事

ニュース速報(VIP)@2ch掲示板の「子供の頃に本気で信じていた事」というスレから、おもしろかったレスをピックアップ。

子供の頃に本気で信じていた事


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:48:28 ID:LsdrdCde0
キスすると子供が生まれる


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:48:47 ID:u1fDgSa60
手から炎が出る


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:49:25 ID:hIa4QJKY0
新聞の記事は正しい


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:49:29 ID:x8Qa4AyA0
絶対仕事に就ける


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:50:00 ID:sIukMZM80
いつかは彼女できる


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:51:03 ID:II+xWYag0
テレビは正しい


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:51:18 ID:u1fDgSa60
次世代機の勝者はセガサターン


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:53:49 ID:Jb9aOHpQO
月は自分についてくる


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:55:34 ID:IHv4sfEj0
しゃっくり100回で死ぬ


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 01:57:22 ID:tRw+IdPm0
気は誰でも持ってるけど使いこなすのが難しい


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 02:06:54 ID:6mj/u64J0
全国=世界


142 :Number ◆Girl/cp9hw :2005/10/18(火) 02:35:25 ID:7baCpp0I0
テレビ番組はすべてリアルタイム


162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/10/18(火) 03:07:51 ID:7fkLvb5M0
いつかテレビに出たときのために思い出の歌を考えてた。今も。


ネタ元:【2ch】ニャー速VIPブログ ξ*゚⊿゚)ξナニヨ!!
元スレ:子供の頃に本気で信じていた事


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2005年10月17日

●愛・地球博-ジャンベが安い!編-

「It Began In Afrika」(The Chemical Brothers『Come With Us』より)


ジャンベがほしいが為、ただそれだけのために徳島から気炎万丈愛知までやってきました。


年休を取ってまで。


アフリカ館

第1話はこちら>>愛・地球博-ジャンベが欲しいっ!-



グローバル・コモン5(アフリカ)に近づくと、ちょっとした行列がまず目に飛び込んできました。正直アフリカなんて人気なさそうだから、混雑していることはないだろうと希望的観測を信じきっていました。しかし目の前の行列は、ヨーロッパの「オシャレ館」と引けを取らないほど。

一体どこの国が?と思い正面に立って確認すると、エジプトだ!なるほど、よくよく考えてみると、エジプトは多くの日本人客が訪れる観光立国で、世界遺産や歴史など非常に興味深い。普通アフリカといえば、ジャンベではなくピラミッドやスフィンクスを思い浮かべるはずです。もしエジプト館に行列ができていなければ、僕も100%直行したと思います。「後になれば空いてるかも」と考え、とりあえず目的(ジャンベ)を果たすべく先に進みました。

ジャンベは、マリ、ギニアやコートジボアールなど西アフリカの国が有名で、それらはエジプト館の後方のアフリカ共同館内にあります。その両館の間にイベントスペースが設けられ、ジャンベの音が聞こえてきました。


しばらくイベントを観た後館内に入りました。共同館も混雑していましたが、基本的に土産品売り場といった感じで、行列や待ち時間などはありませんでした。意中のジャンベも西アフリカの売り場にはほとんど置かれていました。

目的は至ってシンプル。より良いジャンベをより安く手に入れること。玉石混交の中から「これは!」という一品を探すのは、至難の業に思われました。しかし入館してわずか2件(=国)目のギニア館において、直感が唸ったのです。「これは!」。乾いた高音と重く響く低音の差がはっきりついたメリハリのある音。打面直径30㎝強。やや重い。

「これいいやん」と、Rくんの感想にも背中を押されました。まだ他の店(っていうか国)を全然見て回っておらず、後で「これにしといたらよかったな~」と後悔するかも、という不安は多分にありましたが、冷静な対応を期待するのはもはや手遅れでした。だいぶハイになっていたのです。

わざわざ万博まで買いに来たのは、土産品セールを期待してのこと。抜きつ抜かれつの値引き交渉が幕を切って落とされました。最初の言い値がこの勝負の命運を分ける。インドを思い出しながら肝に銘じました。というのは、初値が高すぎると、取引値も相対的に高くなるからです。それに、ふっかけてこない、つまり最初から安く設定している人の方が良心的である、というのが僕の認識でした。

ギニアの人が付けた値段は、

「It's 19,000yen

はっきり言って安い。たぶんこのサイズを日本の楽器店で買うと、───サイズだけで単純に比較はできませんが───5万円以上はするはずです。思わず笑顔で買いかけましたが、図々しく放言しました。


「How about 6,000yen?」

「No Way!!」


さすがに言い過ぎたと反省して交渉を続けましたが、14,000yenまでしか下がらず、そろそろ妥協しようかと考えていると、様子を見ていた日本人の女性客が、「一緒に買ってもっと安くしてもらいましょう作戦」を提案してきました。もちろん二つ返事でOKです。ニューウェポンを引っさげもう一度喰らいつきます。


「You're leaving pretty soon,right?」

「Yes. we're leaving...」

「I don't think you want to take these many things」

「HAHA!! Ahhh...yes」

「We're taking 2 ones so...won't you pleeeease?」

「Ahhh...OK. It' 12,000yen each. Thank you」


ジャンベ


お互いヘボい英語ではありましたが(ギニアはフラ語)、交渉を終えた後はガッチリ固い握手を交わし、ギニアに来ることがあったら俺の店に寄ってくれと、彼の名刺をもらいました。絶対行くよ、と調子に乗って答えました。


いっ、行くよ・・・たぶん───。


おわり





番外編-ジャンベのその後-

和歌山県の和歌浦というところで昨日(16日)、ジャンベ、ギター、トランペットで遊んで、お祭りに行ってきました。

和歌浦


Posted by yu-topian at 23:25 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年10月13日

●愛・地球博-もしも月がなかったら?編-

さて、すっかり既往の彼方に置き去りにされてしまった万博ですが(下の緑色のムックみたいなやつらの名前覚えていますか?)、9月21日、僕たちは確かにそこに行きました。


それではいよいよ本筋。Let's get going!!


第1話はこちら>>愛・地球博-ジャンベが欲しいっ!-



21日、6時半ごろ目が覚めました。懇情溢れるFくんは仕事へ、5人は万博会場へと急ぎました。

5人?たいちときよかと俺───。残りの2人は?と思った方は、この粗雑なブログをよくお読みになっておられる。誠に暇な・・・偉い!では、万博パーティの紹介。


Rくん(♂)愛媛県出身───宮古島でたいちと知り合い、今回は山梨からラスタカラーのバイクで愛知までやって来た、驚くほど親しみやすい性格のスーパーロン毛。21日未明到着。

Kちゃん(♂)静岡県出身───自転車で日本一周。宮古島で件のRくんと知り合い、昨夜京都から電車でやって来たポライトな若者、ちょいロン毛。足腰超丈夫。


僕は両者とは全くの初対面でしたが、徳量寛大な彼らに人見知りは必要ありませんでした。たいちの車の後部座席(部屋?)で「てんむす」を食べながら、旅の話を聞いていると、長久手会場近くのサンクスに車が停まりました。朝ごはんを買って店から出てくると、そこに現れたのはMさん夫妻。


Mさん夫妻はたいちの友達で、なんと長久手の万博会場のすぐ近くに住んでおり、フリーパス券を利用して何度も万博に訪れているという。実に羨ましい。Mさんには、以前僕も長野で会ったことがあり、ジャンベを教えてもらったことがあります。ジャンベを買うことを一義的な目的としてやって来た僕としては、運命的なアレを感じずにはいられませんでした。


このときは、車を自宅の敷地に停めさせてくれて、しかも会場まで送ってくれるということで、待ち合わせていたサンクスまで迎えに来てくれたのです。愛知の人はみんな親切にしてくれました。心が洗われます。


入り口ゲートでの待ち時間はだいたい30分くらいでした。やっと入れた!と思い、荷物検査で全開にあけられたバッグのジッパーを閉じながら「アレは見つからなかったゾ、しめしめ」とニタつき、ふと振り返ると、Rくんが長い行列の先頭で辱めを受けていました。

「ペットボトルの持ち込みは禁止です」


検査員の手によってRくんのリュックから取り出され、検査台の上に置かれたペットボトルは〝2㍑サイズ〟。そりゃバレるわな。Rくんは一瞬しゅんとした表情を見せたものの(俺は見逃さなかった)、毅然とした態度で、弊履を棄つるが如くペットボトルを差し出しました。

しかし、中身はただの水である。



もしも月がなかったら?

もしも月がなかったら?
月のない地球は、自転速度が地球よりずっと速く、1日は8時間となる。強風が絶えず荒れ狂い、高山も存在せず、生命の進化も遅い。(Amazon)


三菱の企業パビリオンは、米国メーン大学天文学・物理学教授ニール・F・カミンズ氏の著書「もしも月がなかったら」をベースに、巨大映像とミラー、音響を駆使して迫力ある空間を作り出す。といった感じでした。



なぜとりわけ人気があるでもない三菱館に入ったかというと、アフリカ館に向かって歩く途中、スタッフのお兄さんが掲げていた「待ち時間約30分」という看板を発見し(企業館で30分の待ち時間はかなり短い)、「寄ってく?」と、お祭りの金魚すくいでもをするようなそんな感覚でした。特に過剰な期待は寄せずに並んだのですが、入場して一発目のパビリオンということもあってか、だんだんと気分は高揚して行きました。


その行列に並んでいる最中のこと・・・。


「待ち時間は約30分程となっております。最後尾はこちらでーす」

と、行列に加わる客の整理をする若い男性スタッフが地声を張り上げていました。3月の開幕から閉幕4日前のこの日まで、この国際的なビッグイベントを懸命に支えてきたという自信に満ち溢れた顔。いろんなことがあったに違いありません。


1年半勤めた会社(食品メーカー)を辞めたことに悔いはない。両親には事後報告だった。母さんは口もきいてくれなかったけど、父さんは分かってくれたようで、35年前の大阪の万博を思いだすよ、と言ってたっけ。どうでもいいけど、失業保険は雇用保険に名称が改まったらしい。


開幕当初は、思うように動けない自分に苛立ち、周りのスタッフも浮き足立っており、不条理に憤り辛酸を舐めたこともあった。しかし、今は苦楽を共にし、絆を強固にした心強い仲間がいてくれる。最終週の今日は、今一度気合を入れ直し、心を引き締め、最後までがんばりたい。


閉幕の日には美姫さん(仮名 日本館案内嬢)に気持ちを告げることも決意した。


5月上旬。ここの仕事にも馴れ、緩慢になってゆく自分。何か虚しいような思いが確かに僕の胸の中にはあった。万博の入場者数は思いのほか伸びていないという話も耳にした。閉幕後のことを考えるとすごく不安になった。
でもそんなとき、勇気付けてくれるのはいつも彼女の笑顔だった。あまり話したことはなかったけど、もしかしたら彼女は僕のことを覚えていないかもしれないけど、自分でも不思議なくらい自信が湧いてくる。最高の思い出を作りたい───。


と、この男性スタッフが思っていたかどうかは全く定かではありませんが、気張る彼の表情は、待ち時間に飽きた僕の頭の中をそんな妄想でいっぱいにしました。

彼はのべつ幕なしに叫びます。


「待ち合わせや、荷物を置いて列を離れないでください」

「ほかのお客様のご迷惑となりますので割り込みはしないでください」


しかし必ず割り込む不逞の輩は遍在します。このときもおじいさんが、すばやく前方に割り込みました。年の割りにかなり身軽で、上手くスタッフの目を盗んだかのように見えました、が・・・


「割り込みは絶対にやめてください」


スタッフの声がヒステリックになりました。彼に注目していた僕はすぐにその変化に気がつきました。明らかに苛ついているようです。そして極めつけの一言。








「割り込みはニッポンの恥です(怒)」


・・・ッ!


つづく>>-ジャンベが安い!編-


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2005年10月07日

●景色を眺めるのが好きだった

オチがナイス!

景色を眺めるのが好きだった

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 12:12:19


授業中、僕はぼんやり外の景色を眺めるのが好きだった。
帰ったら何して遊ぼうかとか、どこか遠くに行きたいとか、
いろんなことを思いながら、窓の外ばかり見てた。

午後の授業なんかだと、ついつい寝ちゃうこともある。
隣の女子校で体育をやってたりすると、それはもう大変
何も考えられずに食い入るように見ちゃう。

はちきれそうな太もも、のびやかな肢体、見てるだけで鼓動が高鳴った。
あのコがいいとかこのコもいいとか、もう授業中だってことなんか
完全に忘れてずっと見てた。楽しかった。

でもそんなことしてると、いつも必ず邪魔が入るんだ。








「先生、授業してください」


ネタ元:ワラタ2ッキ


Posted by yu-topian at 23:58 | Comments [0] | Trackbacks [0]
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