2006年03月12日

●人は変わる。確かなものなどない

平易な日々にいくらか倦み弛み、漫然と仕事をこなしていると思っていたが、いざ辞めるとなると実に感慨深いものだ──。

2月末付けで、2年間お世話になった職場を退職することになった(このエントリーは2月末に書きました)。そして3月から新しい仕事が始まる。俺は何かの区切りに到達すると、自然とその出発点に思いを馳せる。2年前を振り返ると、考え方などが随分変わったと思う。

わずか2年前に、絶対だと信じ、金も時間も情熱も、全てを注ぎ込んでいたことが、今は全く魅力を感じることがなく、どうでもいい。少し極端かもしれないが、そんな風に感じることがある。当時熱心であったほど、それは虚しい…。

と、これまでは時間を空費したり、$#!Tな女に振り回された過去の自分を幼稚に思い、失せてしまった情熱に虚無感を感じることがあったが、最近はその考え方を改めた。

人は変わるのだ。

人は変わるのが必定なのだから、過去の自分と比較して虚しいと感じることに意味はない。反省するのはいいが、過去の自分自身を卑しめるべきではない。そのときの自分も「本当の自分」に違いない。

2月26日。このブログを始めて1年がたった。過去ログを読むと、なぜこんなことを書いたのかと実に面映い。だが間違いなく俺が書いたのだ。催眠術にかかっていたわけではない。無論このエントリーも例外ではない。

もし「自分探しの旅」に出る人がいたらこう言いたい。そんなものは探さなくてもお前はお前だ。かっこ悪い自分も、誉れな自分も、「何がしたいかのか分からない、したいことが見つからない」自分も、今そこにいる「本当の自分」なのだ。

厳密に言えば、時々刻々と人は変わっている。明日起きれば、爪も髪の毛も少し伸びている。細胞は繰り返し生まれ変わっており(代謝)、昨日の自分と完全に一致することはない。人は変わっていくのが当然で、確かなものは何もない。唯一分かっていることは、いずれ死ぬということだけである。


Posted by yu-topian at 2006年03月12日 23:12
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