2007年02月04日

●虫歯患者と歯科衛生士のデカメロン

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いま、虫歯を治療するため歯医者に通っている。

予約時間通りに来ているのにどうして何十分も待たなきゃいけないんだ!待合室で読みたくもない女性誌をめくりながら、こう思っていると、やっと名前を呼ばれた。先に治療を終えた患者とすれ違い、診療室へと続くドアを開ける。突然、目の前に飛び込んできた光景に頭が真っ白になった。

丈の短いスカートをはいて脚を組む歯科衛生士。まるで自分の太ももの上に、患者の頭を乗せているかのような体勢で、口の中を覗き込んでいる。大きく口を開いている患者は、見事なオッサン盛りだ。

手から離れたドアがゆっくりと閉まる音がした。彼女は、しびれそうになったのか、体の重心を少しずらして脚を組み替えようとしている。時が止まったと錯覚するような緊張感が走った。

「おはようございます。調子はどうですか」。男性の低い声が横から聞こえた。慌てて振り向いた。「エッ!?あ、はい」

僕の虫歯を診てくれるのは、いつもこの先生だ。


Posted by yu-topian at 2007年02月04日 23:52
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