2008年06月11日
●カメラを持ち歩け
9日深夜、NHKの人気トーク番組「トップランナー」に、写真家の梅佳代が出ていた。

梅さんはどんなときに写真を撮るんですか?と司会者が尋ねると、「かっけぇぇって思ったときですね」。日常のハッとする瞬間を切り取るのだという。大阪の写真専門学校時代に撮りためた写真集「男子」には、お調子者の小学生がバカすぎる姿をレンズにさらしている。異様なテンションの高さや男子特有の無敵感など、バカすぎてかっこいいのだとか。その、一瞬を逃さない。いつもカメラを持ち歩いて、撮る。
かっけぇぇこと言うなあ、と感心した。やっぱりいい写真を撮るには、カメラを離したらあかんらしい。僕も2年前に一眼レフを買い、出掛けるときはいつも車にのせている。でも、降りるときは「こんな重いもん邪魔や」と、置いて行ってしまう。そらあかん。
いい写真を撮りたい、とは思っている。できるだけ持ち歩こう。そして翌日、撮った。雨上がりの山村集落。風景ばかりで、一瞬とか関係なかった。人おらんし。

急斜面に張り付く民家と茶畑

火事を知らせる半鐘。今も使っているらしい

焚き木。これで風呂を沸かす
2008年06月08日
●田舎暮らしの光と影
更新が途絶えて1年3カ月。転勤したりネット環境が整わなかったりしたせいで、どうでもよくなっていた。しかし、「いつまでボケ防止の本を紹介しとく気だ」「スラムダンク1部完のマネですか」と言ってくれる人が何人かいた。人類最大にして最強の敵「めんどくさい」には勝てないかもしれないが、読んでくれる人がいるならまた更新しようと思う。
ところで、いま住んでいるのは愛媛、香川、高知の各県境と接する四国のまんなか付近で、徳島県西部の三好市というところ。平成の大合併で6つの町村が集まってできた。その中の一つ「旧池田町」は、高校野球で有名になった池田高校の…、と言うと分かってもらえるかもしれない。四国第2の高峰・剣山山系の山々と阿讃山麓に囲まれた、森林面積が90%近い、よーするに超山ん中だ。ブログの更新が途絶えたころ、会社の命令でやってきた。
「田舎で暮らそう」的なプロパガンダが叫ばれて久しいが、田舎は決してユートピアではない。確かに自然は美しく、温かい住民が多い。でも、そんなにいいことばかりではない。過疎化や産業の衰退、地方交付税の削減…。そんな大文字ではピンとこないだろうか。僕の目線で言うとこうだ。メシ食いにいくところが少ない、夏暑くて冬めっちゃ寒い、マンガ喫茶なんてない。
今年か来年か、またどこかへ転勤することになる。ここにいる間は、地方のユートピアとディストピアの両面に光を当てたい。
あ、真剣なやつじゃないからね。
