2005年09月15日
●2005年8月15日の毎日新聞
1カ月前の8月15日、「毎日新聞は本日の紙面で、戦後日本の『原点』となったあの日を見つめ直すとともに、60年の歩みを写真で振り返りながら、この国のあり方を改めて考えます」と終戦記念日特集の説明を1面に掲げた。

この紙面を見たとき、俺は鳥肌が立った。
紙面の質の高さに感嘆したのだ。
明らかに他紙を圧倒し、「悔しいけど、こんな中身の濃い紙面を作る新聞があることが嬉しい」と同業他社の記者に言わしめた。さらには、読者・関係者から称賛の声が相次いだそうだ。(新聞之新聞より)
主な内容は以下の通り。
■1945年8月15日付の毎日新聞(東京本社版)の紙面を掲載

①総論 ②詔書 ③内閣告諭 ⑤社説 ⑥経過 ⑨ポツダム宣言 ⑩コラム ④⑦⑧毎日新聞 の決意表明と1面の記事の解説。
「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び・・・」と、8月15日正午から流れた「玉音放送」で、昭和天皇が読み上げた「詔書」や、米英中ソ4国が日本に対して発した、降伏条件と戦後処理を定めた「ポツダム宣言」の全文を掲載している。
また物資不足のため、表裏の計2ページで構成されている。2面の内容は広島原爆関連の記事が紙面の「7割近く」を埋める。
戦前・戦中は厳重な言論統制の下、各紙とも徹底抗戦を掲げていた。新聞はこの深い反省に立って戦後の再出発をしたのである。読売や産経も50、60年代は健全な野党精神───たとえばベトナム戦争では米支持の日本政府に対して、各紙は戦争の悲惨さを訴えた───であったのだ。しかし、70年代に産経が、80年代には読売が論調を翻して政府支持に回り、現在の「新聞論調二極化」という状況が生まれる。論調の対立は、イラク戦争や改憲論議など、近年益々深化傾向にある。無論、多様な論調の存在は歓迎すべきで、健全な言論体制であるといえる。
■全面広告、テレビ番組欄を除く28の面に計173枚の写真を載せ、1945~2005年までの戦後60年を歩みを振り返る「グラフ戦後60年」
先頭の写真は、1945年8月15日 終戦(皇居前で土下座する人々)から始まり、最後の写真は、記憶に新しい2005年4月25日 尼崎脱線事故まで。何枚か接写したものを下に紹介する。

1945年9月27日 元帥と天皇陛下(昭和天皇が米大使館にマッカーサー元帥を訪問)

1948年11月12日 東京裁判判決(直立して絞首刑の判決を聞く東条英機被告)

1949年10月1日 中華人民共和国成立(成立宣言を読み上げる毛沢東主席)

1951年9月8日 サンフランシスコ講和会議(対日平和条約に調印する吉田茂主席全権。同日、日米安保条約も調印)

1961年4月12日 人類初の宇宙旅行(ボストーク1号で地球を1周、帰還したソ連のガガーリン少佐)

1966年6月29日 ビートルズ来日(法被姿でタラップを下りるメンバー)

1972年9月29日 日中国交正常化(田中角栄首相(左)と周恩来首相)
■著名人10人へのインタビュー記事。1945年8月15日を「その時、子どもだった」と述懐する
歌手 加藤登紀子さん(61)───生きるために歩いた
落語家 笑福亭仁鶴さん(68)───大切なもの置いてきた
女優 有馬稲子さん(73)───街は白一色の渦になった
デザイナー 桂由美さん───美へのあこがれ強く
元横綱大鵬 納谷幸喜さん(65)───夜ごと砲撃 花火のよう
元プロ野球選手 張本勲さん(65)───血に染まった母親の洋服
作家 梁石日さん(68)───黒い雨がボタリ、ボタリ
女優 中原ひとみさん(69)───語り継ぐことの大切さ
徳島史学会長 湯浅良幸さん(75)───〝歴史の生き証人に〟
ルポライター 鎌田慧さん(67)───正座して涙する両親
その他の面でも関連記事が載せられた。
冒頭に表示した写真にあるように、1面には戦争の評価や認識などについて同社の世論調査結果が記されている。「『やむを得ない戦争』は自衛戦争、『間違った戦争』は侵略性のある戦争を指す」(評論家保阪正康氏)
戦争評価について、世代別に見ると、「戦争を体験した70代以上では『やむを得ない』(45%)が『間違った戦争』(37%)を上回」っている。一驚を喫っする結果であるが、自らが生き抜いた時代を否定するのは辛いものなのであろう。
また、「日本が米国や中国と戦ったことについてどの程度知っているか」という設問に対して、20~30代では「あまり知らない」が30%を越えるなど、戦争の風化が進んでいるようだ。
9月11日の衆院総選挙で自民党が雪崩的、地すべり的圧勝を収め、全議席の3分の2を超える議席数を与党で獲得した。原因の一つに、都市部の無党派層が大きく貢献したとされる。
果たして彼らは、自民党の郵政民営化以外の政策を少しでも知っているのだろうか。自民党のマニフェストの右の部分、「024.新憲法制定への取り組みを本格化」や「111.防衛庁を『省』に、自衛官の一層の名誉と誇りを(中略)自衛官に国民が敬意と感謝の念を持つよう努める」など。
同調査によると、「近い将来に日本が外国と戦争する可能性があると思う」が20代で34%を占める。煽動される政治的無関心。寒心に堪えない。
2005年08月11日
●漢字 - Kanji -
10月23日(日)に実施される、財団法人日本漢字能力検定協会主催の日本漢字能力検定(いわゆる漢検)を受験しようと思う。
何故今漢検か。それは漢字が書けなくなってしまったからだ。数年前から漸進(いや漸退というべきか)している。原因はいうまでもない、ITリテラシーの功罪だ。もちろん功績の方が大きいので罪過には目を背けてきた。しかし、最近どうも洒落にならないくらい漢字が書けない。この前、夏期休暇を申請しようとして「暇」という漢字が書けなかった。思い出そうとしても靄がかかったようにぼんやりとしか浮かんでこない。さらには、もっと簡単な漢字が書けない時だってある。事例は枚挙にいとまがない。これにいよいよ焦燥感を覚えての着想である。
おそらく、漢字が書けなくなった人は俺だけではないはずだ(読むのは問題ないんだけどね)。鉛筆やボールペンを持ってもなかなか筆が進まないレポートや論文が、PCの前に座りキーボードで入力すると不思議と文章が浮かんでくる。コピーや貼り付けに慣れてしまうと、修正が容易ではない鉛筆やボールペンでの手書きはどうも憚られる。
「漢字廃止論」をご存知だろうか。字種や読み方が多く字形も複雑な漢字は、非能率的で国際性に乏しいという理由から、「カナ文字」「ローマ字」「新語」等で日本語を表記する、あるいは「外国語の採用」を。という主張である。なんせアルファベットが26文字なのに対して漢字の種類はあまりにも膨大だから。1866年(慶応2年)、郵便事業を創始した前島密が、ときの将軍徳川慶喜に「漢字廃止之儀」を建白したのが始まりだとされている。昔から日本人は漢字に頭を悩ませていたようだ。
同じ職場で働くバンクーバー出身のカナダ人は、先週日本にやって来たばかりだというのに、どこからかダウンロードしてきた「漢字学習ソフト」を青い目で見つめ熱心に勉強している。ひらがなもカタカナも読めないのにいきなり漢字である。現在彼が知っている日本語は、「はじめまして~」という定型自己紹介と、俺が教えた「ちょっと」「たぶん」「おおやさん」「ひがわりていしょく」「***」だけである。
どうやら当分の間は脅威にならないようだが・・・とにかく、漢検2級を受けようと思う。「漢字廃止論」の再燃は俺の目の黒いうちはありえないだろうから。
2005年08月04日
●読書離れ
「未だにボキャブラリーが昔のままで成長しない人に対して、
逆に力強さを感じるよね」(リリー・フランキー「テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進」)
2003年、経済協力開発機構(OECD)が加盟40カ国・地域の15歳を対象に実施した国際的な学習到達度調査の結果で、前回(2000年)8位だった「読解力」がOECD平均レベルの14位に後退した。また、今年1月から2月にかけ全国の16歳以上の男女3千人を対象に、文化庁が行った日本語に関する世論調査では、いいか悪いか判断がつかなかった時に「ビミョー(微妙)」という言葉を使う人が半数に上り、10代では96%を超えるという。さらに同調査結果によると、「ヤバイ」を肯定的な意味で、「ウザイ」を不快感を表すときに使う10代が70%に達するそうだ。
「何を偉そうに」と誤解される前に断っておくと、俺もこれらの言葉はときどき使う(限定的にとフォロー)。とりわけ話し言葉は移り変わり行くもので、なにも日本語に限ったことではない。だが、どうしても不快に感じてしまう(ウザイ)言葉もある。卑近な例で非常に恐縮するが、「○○円からお預かりします」「以上でよろしかったですか?」などの類だ。学生のアルバイト店員なら許容できるが、社員となると本人のみならず店の知性まで疑ってしまう。とはいえ、やはり若者が圧倒的によく使う。さらに、若年層が頻繁に利用する客単価の安い店(ファミレス、ファーストフード・・・)に顕著であることから、店・客間で伝播しているのであろう。
言葉の乱れや表現力の乏しさの背景に、日本人の読書離れがあるといわれる。これを裏付けるデータは数多くあると思われるが、前述のOECDの調査によると、日本では小説など長く複雑な文章を読む生徒が3%と加盟国中最低であるそうだ。同調査の対象は15歳であるが、読書離れは子供に限ったことではない。読書量の低下は、哲学的思考力の後退につながり、読書によって養われる読解力や表現力の差は、入試やビジネスにも表れる。
先日、「文字・活字文化振興法」が国会で成立した。
国民が本や新聞など活字に親しみやすい環境の整備を図ることを目的とする文字・活字文化振興法が、22日午後の参院本会議で可決し、成立した。近く施行される見通しだ。(読売新聞)
文化の振興を推進する法の成立は歓迎したい。
ところで読書量といえば、「知の世界」を構築する評論家・ジャーナリストの立花隆、「腐れきったこの社会に一石を投じる」漫才師ルサンチマンの浅川渉が有名である。後者はこの夏、彼の地元阿南市でライブを行うようだ。
遂に、遂に公開!「お笑いバブルの申し子達に捧げる鎮魂歌(過激バージョン)」数々のネタ見せにて出禁を喰らい、他の芸人を敵に回し、ルサンチマンを不幸に導いた問題作。異常天才・吉尾信介の妄想と偏見に満ち溢れた狂気の世界観。怪気炎を上げる!みんな来てくれ。友達を連れて来てくれ!いっぱい人を集めてくれ!
俺らのこと嫌いな輩も野次りに来い!覗き見も歓迎!…けど、誰一人来んでもやっとるからな。
その封印が阿南にて解かれる。
ライブ情報はこちら
2005年06月22日
●理系の冷遇
日本はまもなく、人口減少・少子高齢化社会を向かえ、労働生産性は著しく低下する。日本は国土が狭く、資源に乏しい。低迷する日本が生き残るには、「科学技術創造立国こそ日本の生きる道だ。」と議論が加熱する。科学技術基本法に基づき、科学技術の振興を強力に推進するべく相当な予算も組まれている。
戦後日本は世界に誇る技術力で経済を発展させてきた。そして、21世紀に山積する地球規模の環境悪化、人口増大、食糧・水・エネルギー不足等の問題の解決に日本の科学技術が寄与できることが大きく期待されている。
だが一方で国民の理科離れは深刻である。30年前に比べ、小学校の理科の授業時間は年間140時間から95時間に削られた。「食物連鎖」等、教える内容も削減。また、小学校教師に理科オンチの増加が目立つ。理科実習を避け続けて教員免許を取るため、実験は専任教員に依存するという若い教員が増えつつある。さらに、大量採用時代のベテラン教員の低ITリテラシーも懸念事項である。2000年に始まった「e-Japan計画」によって、2005年までに全国の学校にITインフラが整備される。莫大な国費をかけて導入されたハードを活かせる教員は少ない。理科嫌いが教壇に立って、理科離れを食い止めることはできない。
誰が悪いのか。専門家は、大学入試原罪論を提唱する。かつて理系学部では、「物理・化学・生物・地学」から2科目を選択する受験が一般的であった。しかし、一部の私立大学を除き、1科目選択制が現在の主流である。センター試験も然り。試験に出ない科目を勉強する生徒は稀有である。
では、教育制度や教育現場に理科離れの根本的な原因があるのか。いや、それは表面化された一因であろう。このコラムでは、理科離れの背景に存在する「文理格差社会」「文系優位社会」を、虐げられる理系の悲哀、理系のルサンチマンにスポットライトを当てようと試みる。(参考:毎日新聞連載-理系白書)
大学卒業後の22歳から60歳まで働くと仮定して平均年収を合計すると、理系の総収入が3億8千4百万円、文系の総収入は4億3千6百万円で、5千2百万円の差が出る。これは一戸建て一軒分に当たるそうだ。各年代別で見ると、22歳から30歳では理系のほうが所得が上回る。だが、31歳から定年までは文系が上回り先程の差に至る。
企業の賃金体系、昇進規定で理系より文系のほうが優遇されている点が、この所得格差の理由として挙げられる。
文36%理14%(31歳から40歳で課長以上)
文30%理19%(51歳から60歳で常務以上)
と、松繁大阪大大学院国際公共政策研究科助教授らの調査結果が裏付ける。
省庁が集まる霞ヶ関でも文系支配の不文律が存在するそうだ。多くの技官の出世が局長止まりで、昇進のスピードにも格差がみられるという。以下理系白書より転載。
同じ省庁に同期入省したAさん(技官)とBさん(事務官)。Aさんの初任地は関東地方のある県。技官は必ず地方の出先事務所に配属されるしきたりだ。三回の転勤後、6年目にして初めて霞ヶ関の本省勤務になり係長に就いた。その後、再び地方勤務に戻り、課長補佐級の本省の調査官になったのは13年目。県庁への出向や地方機関の部長などを繰り返し、29年目にようやく課長になった。
一方のBさんは最初から本省に配属され、3年目には係長になった。そして9年目に課長補佐に昇進し、21年目に課長28年目にはAさんの上司にあたる局次長になった。この間、Aさんの転勤は13回。Bさんは4回に過ぎない。
官界ほどではないが、政界、財界でも文系支配は顕在する。
冒頭で述べた技術者たちの功績は、相当に評価されているのだろうか?
「科学技術創造立国」を提唱するのであれば、理系の地位を見直すべきではないか?
21世紀にこれまで以上に大きな期待を寄せられる理系、とりわけ研究者たちは牧歌的ではいられない。
現在僕は徳島県に在住している。よってこの会社の話題に触れなければならないだろう。
四国法人所得2004年ランキングで3年連続ダントツ首位の日亜化学工業株式会社。
青色LED 特許権持分移転登録手続等請求事件
-中村修二(原告)VS.日亜化学工業株式会社(被告)-
当時一躍世間の注目を集めたこの訴訟は、報われることのない日本の研究者たちの報酬制度を見直す重要な訴訟であった。
日亜化学の業績を急激に伸ばすことになった青色LED特許。20世紀中の開発は不可能とされていたこの青色LEDを見事に開発した中村氏が受け取った報酬は、わすか2万円。「スレイブ・ナカムラ」と国際学会から同情を受けるほど。世界的発明に対する報酬は劣悪なものであった。
東京地方裁判所での一審判決。相当の対価として604億3006万円を認定、このうち原告の中村氏側が一時請求していた200億円の支払いを日亜化学工業側に命じた。
しかし、日亜化学工業側は直ちに控訴。東京高等裁判所は和解勧告を行い、相当対価として8億4千万円を支払うことで成立した。中村氏はこれに応じざるを得なかった。
もし一審判決のような判決が判例として確定したなら、日本の技術者はインセンティブを持つことができたであろう。判例があれば、訴訟をしても企業に勝ち目はないため、中村氏と同様な労使契約を結ぶ技術者は、正当な対価を受け取ることができる。(報酬に大きな差がないという意味で)共産主義的である技術者の世界に競争が生まれ、独創的な発明がなされるかもしれない。
世界的発明をしても技術者の給料は安い。経営者有利に帰結したこの訴訟も、理系冷遇社会を示している。
理系は、学部、修士課程、博士課程でも苦労をしなければならない。
実験漬けの生活では、アルバイトをする時間が限られている、もしくはできない。極めて苦学である。博士を夢見る学生も金銭的に恵まれていなければ、博士課程を諦め就職せざるをえなくなる。そして賃金体系や昇進制度は先に述べたとおり悲観的である。
就職難に苦しむ博士は数多い、ポスドク問題が深刻である。ポスドクとはポストドクターの略語で、期限付きで国から経済支援を受ける博士号取得者のことである。博士号を取得してもすぐに研究者の職に就けるわけではない。ポスドクの口を探して食いつなぎながら、研究実績を上げる。国の救済措置であるが、ポスドク(博士研究員)の悲哀も嘆かわしい。
ここまで、理系の冷遇を取り上げてきたが、おもしろいことに、決して理系が文系より不幸であると感じているわけではないようだ。好きなことに没頭する満足感は、ときに、安定した地位より優先される。幸福感、満足感に文理格差はない。
とはいえ、21世紀の日本のためにも、世界のためにも理系の待遇を見直すときである。
ネタ元:毎日新聞科学面に連載された(2002.1.1~2003.4.26)理系白書
2005年06月11日
●大人の「理科離れ」
以下の11項目は、1999~2001年にかけて、世界17か国の学術機関などが連携して、18歳以上を対象に正誤(○、×)を尋ねた設問です。
その結果1位はスウェーデンで73%、アメリカは5位の63%、そして日本の正答率は54%で13位だったそうです。この結果に憂えた文部科学省は、
子供の理科離れが問題になっているが、「大人も科学を勉強していない」と指摘しました。
確かに、正答率54%は低すぎます。当てずっぽうでも5割は正解するはずなのですから。
暇な人、ちょっとやってみてください。でもたぶんこれ、訳者の科学知識が足りないせいなのか、科学的知識を有する人ほど難しく感じてしまうかもしれません。問題文としては不適格な設問がけっこうありますが、軽く、素直に捉えて考えたほうがよいです。深く考えると答えられなくなります。
〈1〉地球の中心部は非常に高温
〈2〉すべての放射能は人工的に作られた
〈3〉我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた
〈4〉赤ちゃんが男の子になるか女の子になるかを決めるのは父親の遺伝子
〈5〉レーザーは音波を集中することで得られる
〈6〉電子の大きさは原子よりも小さい
〈7〉抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す
〈8〉大陸は何万年もかけて移動しており、これからも移動するだろう
〈9〉現在の人類は、原始的な動物種から進化した
〈10〉ごく初期の人類は、恐竜と同時代に生きていた
〈11〉放射能に汚染された牛乳は沸騰させれば安全
正解はこの下。
正解
〈1〉○〈2〉×〈3〉○〈4〉○〈5〉×〈6〉○
〈7〉×〈8〉○〈9〉○〈10〉×〈11〉×
何問正解できたでしょうか?
僕は何とか理系出身の面目を保つことができました。辛くも全問正解です。
でもね、深く考えると、
「非常に高温」ってどれくらいの温度だよ?
「酸素」?酸素原子は植物が作ったりしないよ?
など、戸惑ってしまいます。
理科離れしないように、次回?から科学シリーズを書いてみようと思います。
でもめんどくさくなったらやめます。離れます。
ネタ元:2005年5月1日 読売新聞
2005年06月02日
●日本の借金
2005年6月1日現在、日本の借金はいくらあるかご存知ですか?新聞やテレビで警鐘を鳴らし続けているので、炯眼をもって鳴る経済評論家でなくても、とにかくすごい額であるとういことはご存知でしょう。
しかし、その金額があまりにも大きすぎていまいちピンときませんが、この借金時計を見れば金利によって凄まじい速度で増え続けていく様子が明白になります。JavaScriptを使った借金カウンタなどは他にもありますが、この借金時計は、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」が運営しているもので、「国の借金」=「普通国債の発行残高」と定義しています。
財政用語にプライマリー・バランスというのがあります。公債金収入を除いた歳入から、過去の借入に対する元利払いを除いた歳出を差し引いた財政収支のことです。つまりこのプライマリー・バランスが均衡していると、その年の税収でその年の国民生活に必要な歳出がまかなえるということです。
いうに及ばず日本のプライマリー・バランスは赤字です。それも諸外国でも類をみない大幅な赤字です。日本の国・地方の債務残高および財政収支の対GDP比はG7中、ぶっちぎりで最悪の水準です。残念ながら、これは紛れもなく僕たちが抱える借金なのです。一世帯あたりに換算すると1500万円超・・・
しかし政府はこのプライマリー・バランスを、2010年代初頭には黒字化させることを目標にしています。
・・・(´Д⊂ムリポ
2005年05月29日
●スパムメール第3段階
このブログは、名前とメールアドレスを入力しないとコメントを投稿できないように設定してあります。理由は、
(゚Д゚ )ハァ? シネ!!(・∀・∀・)
っていうようなのを匿名で書き込まれると意外とへこむからです。
( ゚Д゚)ノω チソコクラエッ!
これはOKです。むしろ望むところであります。
以前は一度確認してから掲載するようにしてたんですが、めんどい少し手間がかかるので、コメント投稿後すぐに表示されるようにしました。(変更以前と以後両時期にコメントしてくれた人は気づいたでしょう。)
まあデタラメなアドレス(zaq@qwerty.comとか一定の基準をみたしたもの)でコメントできてしまうのですが。まーいいや。
ところで先日、このブログ読者の女子高生Nちゃんから
- N
- 「あんたのブログはコメントしづらいんだよ!」
という指弾のメールをいただきました。(T島@旧ルサンチマンの掲示板のように「何てレスを書けばいいのか分からない」という意味ではありませんw)
メールアドレスを入力するのには抵抗があるそうです。メールアドレスの入力を不要に設定するのは簡単なのですが、まあ凡百の事情でこのままのスタイルでよろしく、と。
そこで代替案というかお勧めするのがフリーメールアドレスの取得です。インターネットを利用する以上常にスパムや迷惑メールと闘っていかねばなりません。ネット利用率とスパム受信率は、ある程度正の相関関係にあり、利用すればするほどスパムが送られてくることになります。ヘビーユーザはいかにスパムと付き合うか重要な命題です。
しかし、この点において僕はすでに第3段階に達しておりスパムと良好な関係を築いています。
(第n段階については「吉尾信介の不満、傲慢、ルサンチマン 『あんた、第何段階やの?』」から無断でパクッてます。ある事象についての人の微妙な到達域を3段階に分けた手法は、なかなか分かりやすい。あえて細分化せず、3種類の段階というのが簡単でよいです。)
第1段階は、スパムを受信して好奇心を抑えられずに開封し、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━★ オイシイ出会いがそこにある!? ★━┓
┃☆┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛☆┃
┗━━┛ ┗━━┛
人妻・OL・エロギャル・ロリ娘、
完全無料で出会いを徹底追求★
上のような内容に憤慨して返信したり、配信停止はこちらまでと書かれたアドレスにメールを送ったり、最悪フィッシング詐欺の被害に遭う段階。多くのユーザがこの層に属する。
返信したり配信停止にメールを送ったりURLをクリックするのはやめましょう。より多くのスパムを受信することになります。
第2段階は、第1段階の危険性を認識しスパムに対応したインターネット知識層。具体的にはフィルタリング機能を利用し受信したスパムを振り分けたり受信拒否をする。ヘッダを解析し、サーバ経路を偽装しきれなかった半人前の送信者には仕返しを施す。
フィルタリングは有効ですが、スパムが送られてきているのに変わりはなく、本質的な解決にはメールアドレスを変えるしかありません。ですからフリーメールを取得して捨てアドレスにします。(Nちゃんへ、フリーアドレス取得方法記事もう少しお待ちください。あと受験がんばってください。)
第3段階の僕は、それらを全て達観した上であえてスパムを受信して開封します。100通に1件の人情の機微に触れるメールに賛辞を送るのです。
たとえば、裕子さんからは下のようなメールをいただきました。
[送信者] 裕子
[件名] だけど・・・
[本文]
自分の恋人にね、ほんとに好きな人にね?
構ってもらいたいと思うことはいけないこと?
声が聞きたいとか会いたいとか言うのはそんなに我侭なこと?
メールの返信くらいしてほしいって思っちゃうのは駄目なこと~~??
…ウザイ?
アイディア賞を送っときました。
2005年04月16日
●メディア論
テレビ、新聞、ラジオ、インターネット・・・
メディアは多様なほど、僕たちには有益なわけですが、
僕が最も支持する媒体は新聞です。
そう思う理由やメディア、主に新聞に対する考察をちょっと書いてみます。
◆新聞に囲まれた家庭環境
僕は、農作業の傍ら新聞配達を兼業する祖父母が同居する、拡大家族の家庭に生まれた。幼いころ、よく祖父母について新聞配達に周わった。小学生の夏休みなどには、早起きをして新聞を配達し、アルバイト代を稼いでいたこともあることから、新聞に接する機会は他人の何倍もあった。もちろんそのころは、記事を読んでいたわけではない。テレビ欄とスポーツ面、4コマ漫画などが僕にとっての最重要コンテンツであった。
一般に新聞は以下のようなフローで各家庭に届くことになる。
1.取材
2.原稿作成
3.編集会議
4.紙面編成
5.校閲
6.レイアウト
7.印刷
8.新聞店へ発送
9.配達
通常新聞店(8)は、○○新聞専売所などのように特定の新聞社の専売店として営業しているが、配達エリアの家庭に他社の新聞を配達する業務も委託されている。その恩恵で、僕の家には地方紙と主要全国紙5紙+アルファが、予備としていつも必ずあり、それぞれを読み比べることが可能であった。そうした背景を元に、主要全国紙5紙の特徴などを記述してみる。
◆主要全国紙比較(参考:マスコミ内定塾―新聞社編)
まず、主要全国紙5紙とは・・・
1.朝日新聞
2.読売新聞
3.毎日新聞
4.日本経済新聞
5.産経新聞
のことである。
1.朝日新聞
***伝統、実績に加え若い読者から最も支持を集めるブランド紙!***
朝日新聞といえば、捜査当局が立件を見送った後も追跡取材を続け、当時の竹下首相を辞職に追い込み、多くの国会議員のスキャンダルを暴いた、言わずもがなの最重要疑獄事件「リクルート事件」の調査報道が有名。
また、コラムなどオピニオン欄が他紙に比べダントツ。民主主義を標榜し、人権擁護や平和主義をを中心とした論調で、政治家や企業など社会の悪を斬る体制批判が痛快だ。
2.読売新聞
***会長渡辺恒雄氏を筆頭に保守傾向の強い体質!***
読売新聞といえば、プロ野球巨人軍を有する読売グループの親玉であり、オーナーのナベツネが有名。日本最大の発行部数を死守する裏には・・・。(発行部数=販売部数ではないのがこの業界。)94年に主要マスコミ社の中ではじめて「憲法改正試案」を発表し、憲法改正を主張するなど、完全にナショナリズムに偏向している。
また、読売新聞は非常に多様的で、文化、社会、スポーツ面などが充実している。
3.日本経済新聞
***経済に特化し独自のポジショニングをとる世界最大クラスの経済紙!***
経済に関する記事が中心で、紙面の70~80%を占める。大きなニュースがあったときもそれが一面になることは少ない。経済最優先であるがゆえ社会、政治面などは薄い。紙面はモノクロで色刷りが少ないため、とっつきにくい印象。
他紙が大企業ばかりを取り上げる中、日経新聞は中小企業やベンチャー企業にスポットをあて、記事が株価に与える影響も大きく、事業所への普及率が7割を超えることから、全く読まないというビジネスマンや起業家はいないのではないかとさえ思われる。テレ東系列局発信「ワールドビジネスサテライト」がおもしろい。
4.毎日新聞
***読みやすく充実した中身が女性読者にも人気!***
毎日新聞の最大の特徴は、紙面の読みやすさだろう。新聞を真ん中で上下二つに折っても文字が切れないレイアウトになっており、狭い場所で読むときにありがたい。
もうひとつは、署名記事が特徴的だ。ほとんどの記事が署名つきで、記者のやりがいを掻き立て、責任感を持たせることにより、読み手に説得力と臨場感を与える。
薬害エイズ、発掘捏造問題など重要なスクープも多く、良い新聞であるがかつての勢いはなく、発行部数は朝日、読売に大きく水をあけられている。しかし、関西圏での人気は高い。
5.産経新聞
***難解な言葉が少なくカラー写真豊富なわかりやすい庶民新聞!***
読売新聞と並び保守的な論調で、朝日新聞とは対極的である。北朝鮮に対する経済制裁や拉致問題、イラク戦争など自民党タカ派の強硬路線、さらに日本の教育の左翼傾向を大きく批判するなど右傾化は強まる。
発行部数は全国紙5紙の中でも最も少ないが、形成するフジサンケイグループは非常に規模が大きい。
6.徳島新聞
***全国でもまれに見る朝刊世帯普及率87.44%!***
驚異的な世帯普及率を誇る地元徳島のニュースに主体を置いた地方紙。全国紙のような知識情報が不十分なのは否めないものの、徳島県が抱える諸問題にスポットを当て連載化するなど地域貢献度は高い。南海地震、人口減社会、市町村合併、Jリーグチーム徳島ヴォルティスなど。論調は左寄り。
◆新聞のススメ
新聞は1紙しか購読していないのが一般的であり、読み比べないと気づきにくいが、ニュースによってはそれぞれ違った論調を展開していて結構おもしろい。
現在僕は実家を離れて暮らしているため、読み比べることは容易ではなくなった。それでも自宅では徳新、職場では昼休みに毎日及び日経、休日に実家から取り寄せた朝日を読むといった感じである。またインターネットも活用することで各紙を読み比べることや海外紙を読むことも可能だ。しかも最近は、RSSを公開しているところもあり、いちいちサイトを巡回しなくても最新ニュースの見出しを素早くチェックできるのも便利だ。例えばasahi.comなど。
僕が思うに最近の先進的な若者の情報収集の方法は、「Gooleニュース」や「Yahoo!ニュース」にアクセスし、数え切れないほどのニュースソースの中から情報を選択したり、RSSフィードをPCやPDAで受け取る。さらに、共感する意見を持ったブロガーの掘り下げた記事を読む。これらを独自でカスタマイズし無料で享受している。しかも古紙を出すことなく。
よく勘違いされがちだが、テレビやインターネットなどのニュース情報の多くは、新聞の記事が元になっている。新聞は一次情報を扱っているのだ。つまり最も影響力が大きいといえよう。
新聞をただの情報発信媒体としてみた場合、確かに他メディアの方が即時性などで優れる。しかし各新聞社はそれぞれの思想をもっており、社説やコラムなどで顕著にそれを読み取ることができる。自分なりの読み方を確立し論点をしっかり持つことで、新聞を読み物として何倍も楽しくすることができる。
地味に思われがちな新聞の優位性を示そうと思い書いてみたこの「メディア論」ですが、「メディアは多様なほど有益である」と最初に述べた通り、それぞれの長所を活用するのが最も良い情報との付き合い方であると思います。
一般論で締めくくってすみません。

