過疎地域でも、お盆には家族や親戚が帰省し、にぎやかになる。15日、標高約700mにある三好市山城町粟山(あわやま)の大西神社では、徳島県の無形民俗文化財に指定されている鉦(かね)踊りが奉納され、多くの人が見守った。
200年以上続くと言われる伝統行事だが、後継者不足で「いつまで続けられるじゃろか」と保存会の会長。女人禁制だったが、近年は女性や別の集落からも踊り手を集めて行っているという。
10年後も鉦踊りは見られるだろうか。市教委から委託された業者が、ビデオカメラで踊りの映像を記録していた。

天狗が先導し、鳥居をくぐった保存会の踊り手が輪を描くように踊り込む

輪の中心で総代が口上を述べる。故人の冥福や集落の平穏を願った

鉦や太鼓の音に合わせて踊ると、強い日差しに照らされた濃い影が伸びたり縮んだり

おつかれさま
特に用はなかったようで、近況を尋ねると「最近、神社に凝っている」という。話を膨らませるため、どこに魅力があるのかと質問した。
鳥居の形か…。膨らまない。では好きな神社はどこかと聞いてみた。
寺やんか!鳥居ないし!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
太龍寺は、真言宗の開祖・空海ゆかりの地を巡る四国遍路の21番札所だ。三好市池田町にある箸蔵寺(はしくらじ)も、空海が開いたとされる古刹で、太龍寺のようにロープウェイで参拝できる。ただ、箸蔵寺は金刀比羅神社(香川県琴平町)の奥の院でもあり、神仏習合の特徴を色濃く残す。つまり、寺なのに鳥居がある。8月4日(はしの日)、恒例の箸供養が行われた。

ほら貝の音が鳴り響く中、護摩を焚く僧侶たち

使われなくなった箸や護摩木を燃やし、諸願成就を願う

燃え尽きた灰の上を素足で歩く火渡り
電話での会話は、写真を載せるためのふりでした。かなちゃんごめん。
徳島で山といえば?剣山(つるぎさん)と答える。標高1,955mは県内最高峰。西日本一高い愛媛県の石鎚山(いしづちさん、1,982m)に次ぐ。日本百名山の一つで、徳島のシンボルでもある。
ただし、好きな山は別にある。徳島県と高知県にまたがる三嶺(1,893m)だ。徳島では「みうね」、高知では「さんれい」の名で通っている。運動不足の初心者にとっては、そこそこハードな山で、まだ2回しか登ったことはない。けれどこの山が好きなのは、他を圧する景観の美しさだ。山頂付近にある池、国の天然記念物に指定されているコメツツジとミヤマクマザサの群落、雄大な展望、赤い屋根のヒュッテ…。
コメツツジが白い花を付ける7月上旬、カメラを手に登った。

山頂部にある池とヒュッテ。青空とのコントラストが妙
インド人の悩みは何か。やっぱりカレーだという。ステレオタイプな問題提起に笑った。しかし、番組は真剣そのもの。原油高騰は、食品の原料高も招いた。すると、カレーのルーに入れるオイルの値段が上がり、使用量を減らす飲食店が増えているそうなのだ。そのため「味がまずくなった」と、インタビューを受けた男性は眉間にしわを寄せて首を横に振った。カメラ目線だった。(インド人はカメラを向けると気取る傾向がある)
学生時代にインドを旅したことがある。貧乏旅行だったので、口にするのはいつも国民食・カレー。パサパサしたライスやチャパティーと一緒に食べる。全然おいしくなかった。あの味がさらに落ちているのか。そう思うと、車社会の悩みはまだましかもしれない。


梅さんはどんなときに写真を撮るんですか?と司会者が尋ねると、「かっけぇぇって思ったときですね」。日常のハッとする瞬間を切り取るのだという。大阪の写真専門学校時代に撮りためた写真集「男子」には、お調子者の小学生がバカすぎる姿をレンズにさらしている。異様なテンションの高さや男子特有の無敵感など、バカすぎてかっこいいのだとか。その、一瞬を逃さない。いつもカメラを持ち歩いて、撮る。
かっけぇぇこと言うなあ、と感心した。やっぱりいい写真を撮るには、カメラを離したらあかんらしい。僕も2年前に一眼レフを買い、出掛けるときはいつも車にのせている。でも、降りるときは「こんな重いもん邪魔や」と、置いて行ってしまう。そらあかん。
いい写真を撮りたい、とは思っている。できるだけ持ち歩こう。そして翌日、撮った。雨上がりの山村集落。風景ばかりで、一瞬とか関係なかった。人おらんし。

急斜面に張り付く民家と茶畑

火事を知らせる半鐘。今も使っているらしい

焚き木。これで風呂を沸かす
ところで、いま住んでいるのは愛媛、香川、高知の各県境と接する四国のまんなか付近で、徳島県西部の三好市というところ。平成の大合併で6つの町村が集まってできた。その中の一つ「旧池田町」は、高校野球で有名になった池田高校の…、と言うと分かってもらえるかもしれない。四国第2の高峰・剣山山系の山々と阿讃山麓に囲まれた、森林面積が90%近い、よーするに超山ん中だ。ブログの更新が途絶えたころ、会社の命令でやってきた。
「田舎で暮らそう」的なプロパガンダが叫ばれて久しいが、田舎は決してユートピアではない。確かに自然は美しく、温かい住民が多い。でも、そんなにいいことばかりではない。過疎化や産業の衰退、地方交付税の削減…。そんな大文字ではピンとこないだろうか。僕の目線で言うとこうだ。メシ食いにいくところが少ない、夏暑くて冬めっちゃ寒い、マンガ喫茶なんてない。
今年か来年か、またどこかへ転勤することになる。ここにいる間は、地方のユートピアとディストピアの両面に光を当てたい。
あ、真剣なやつじゃないからね。
]]>じいちゃんが「わしもそろそろトシだからきをつけないといかんなー」
とか言いながらボケ防止の本を買ってきた。
次の日もまた同じ本を買ってきた。
]]>ライブは阿南市内の東部自然公園で14時から。地域おこしイベント「活竹祭」のステージを飾ってほしいと、主催の市から招かれ実現した。ルサンチマンのほかには、ランディーズとスマイルが出演する。
すでに市は、広報誌等を通じて「郷土のお笑い芸人」として広くアピール。先輩たちを応援をしようと、2人の母校に通う高校生らがイベントのボランティアを買って出ているとか。古里は大きな盛り上がりを見せており、ルサンチマンの旧友や関係者らが大勢詰め掛けることが予想されている。
高校時代にコンビを組み、浅川が「心の相方」と認めるE君は「21日は仕事があるんよなー」と難色を示した。せめて前日の夜、飲みに付き合ってくれと頭を下げる浅川に対し「えーほんまに?まあ別に、行ってやってもいいけど…」と一応の返事はするものの、あからさまに面倒くさそうだった。
同級生のA氏は「う、うーん。けど…」と煮え切らない態度。頼むから、と裏返った浅川の声に負け「じゃあ仕事がなかったらな、仕事が」と嫌そうに答えた。
こうした動きに浅川は「地元の熱気は予想以上。なんとしても期待に応えたい」と、凱旋ライブにかける思いを強めた。
来週、新ネタを引っさげたルサンチマンが故郷に錦を飾る!!
]]>スタッフは2人。狭い店内は、すぐに手が届くところになんでも揃っているといった感じで、作業がしやすいように工夫されている。先に出てきたビールをグラスに注ぎながら、屋台の奥で器を洗う店員の背中を眺めていた。
少ない水を器用に使う姿。すでにラーメンを注文してから30分が経過しているが、店舗型と比べて時間がかかるのは仕方ないのだろう。とはいえ、そろそろ旅館に着いていなければならない時間。気は焦る。ふと、調理台の方へ目をやると、茹で上がった細いストレート麺が手際よく器に放り込まれ、紅しょうががのせられていく。期待は高まる。いよいよだ。

「はい、おまち」

「寒い中で食べるとおいしいね」と、隣の席で女性客。同感です、と心の中で力強くうなづいた
結局、旅館に到着したのは23時半。約束の時間より1時間も遅れた。しかし、主人はこころよく迎えてくれた。聞けば団体客がキャンセルして、部屋が空いたのだとか。おかげで泊まれることになったというわけだ。一泊3500円也。
7両編成
「この辺だと、屋台ラーメンってどこで食べられますか」。天神駅で電車を待っていた若いカップルに道を尋ねた。O田が人懐っこく声をかけた。少し間をおいて、ややめんどくさそうに答えてくれたのは、男(20歳前後)の方。
腹がよじれた。
こう聞き返したO田は、自分が何を言ったのかすぐには理解していないようで、たぶん本当にそう聞こえたんだろう、表情は真剣そのもの。男は声をたてずにっこり。男同士の絆を感じた。一方、彼女はドン引き。冷淡な表情が今でも目に焼きついている。すぐにその気配を察した彼。嘲笑ともとれる表情へと、すばやく顔の筋肉を動かした。
3者間に突如として発生した「空気」。その気圧に押しつぶされそうになり、後方からO田にツッコミを入れた。それでようやく、和やかな雰囲気で道を教えてもらうことができた。ただ、この男。笑顔で話してくれるのはいいが、説明が全く理解できない。まるで地元の人に話しているかのような道案内に、頭が混乱した。
そして、彼女は最後まで厳しい表情を崩さなかったのを覚えている。セクハラがなくならない原因のひとつに、こういった男女間の意識差がある。認識を新たにして、街へ急いだ。
]]>「乾杯」。すぐに出発したり、ホームの中に見当たらなかったりしたため、これまで買えなかったビール。渇いたのどに流し込むと、電車はゆっくり発進した。このために電車旅行を選んだといっても過言ではない。小倉駅で乗り換えるころには、すでに酔っ払い。おかげで1本乗り過ごしてしまった。「大勢に影響はない」。気は大きくなっている。
20時40分、博多駅到着。大きな駅だ。案内所には鉄柵が下りていた。少し着くのが遅かったようだ。小倉駅での失態を悔やみながら、安宿を探すために電話帳をくる。一軒一軒、尋ねた。しかし、連休のためどこも満室。5、6軒はかけたと思う。やっと泊まれそうな旅館を見つけた。22時半までに来てくれ、とのこと。ラーメンを食べてから行きます、と返事して、地下鉄で天神へ繰り出した。

宿は電話帳で探すが、電話をかけるのは携帯電話だった
「で、どこ行くよ?」
今回の旅は、「電車で」という交通手段自体がそもそもの目的。特に行きたい場所などなかった。話が持ち上がったときから行き先は決まらず、「じゃあまた考えとくわ」と、流してきたツケが回ってきた。“目的”がなければ行き先は決まらない。
どこに向かうのかは知らないが、たくさんの人たちが目の前を通り過ぎていく。窓越しに、歩行者の姿が凛として見えた。何かしら目的があるから移動しているのだ。
そんな姿に背中を押された。「でもどっちかっていうと、暖かいほうがいいやろ?」。O田もまったく異論はない様子。「じゃあ九州で決まりな」。曖昧なものの、とりあえず行き先ができた。
九州―。といえばラーメンだ。博多?なかば投げやりに決定したが、旅が始まることを祝福した。「みどりの窓口」に向かった。足取りは軽い。

山陽本線に乗って倉敷駅を後に。普通列車の車窓から
なんでも最近は、「杖術(じょうじゅつ)」という聞きなれない日本武術を始めたという。車の後部座席から「杖」を取り出し、振ってみせてくれた。滑らかな動きを見ていると、「次にあったときは袴(はかま)すがたで出迎えてくれるのかな」。好奇心を抑えきれない。その姿を思い浮かべ、ニヤッとしかけた。だが、杖でしばかれそうなので、なんとか堪えた。

電車の旅、本州での出発駅は「西富井」。ここから倉敷駅に向う
車とは違って、運転に疲れることはないし、お酒も飲める。岡山県にいる大学時代の友達を誘った。
1日目。
徳島駅8時21分発。ギリギリで滑り込んだのは、「特急うずしお」号。何年かぶりに徳島駅を利用する。すこしわくわくしながら岡山県倉敷市に向かった。

慌てて飛び乗ったため手ブレ
約1時間40分後、児島駅に着いた。瀬戸大橋を渡ってすぐにある岡山県の玄関口。改札を抜けると、メールが入った。
「ちょっと遅れるわ まっとって!!」
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徳島市内の田園地帯で、一面に咲く菜の花。
今年の冬は暖かいまま。まもなく、春を迎えようとしています。